長崎ツバメリーランド

凡人が思ったことをチマチマ書いていくスタイルのやつ

ツバメさん推奨映画 インデペンデンス・デイ

久しぶりの更新ですね、っていう定型句。年がら年中ネタに困っているこのしょもブログもついに新しい企画を立ち上げました。「推奨映画企画」と題して、俺の好きな映画をピックアップし、簡潔なあらすじと、薄っぺらい感想をチマチマと垂れ流し、紹介していくというものです。ブログの延命措置的な企画ですが、まあそこはひとつ。

最初は「推奨 映画のシーン3選企画」っていうのをやろうと思ったんですが、映画自体の紹介も程々に、わざわざシーンを抽出して推奨するっていうのも、よく分かんないのでね。推奨映画っていう括りでやればいいんじゃないかって感じでこうなりました。

記念すべき第1回で取り上げる映画は、このブログで事あるごとに登場してきた「インデペンデンス・デイ」です、やはり。f:id:spurs2896:20190317144804j:image

おっと失礼。これはぱちもんだったわ。f:id:spurs2896:20190317145324j:image

俺がこの映画をやたら持ち出すのにはまあ理由があって、まだ映画をほとんど観ていない、というか映画という概念すら認識できていなかった幼少期に、VHSでこれを観て衝撃を受けたわけです。当時は「よくできた映画だなあ」なんて思うわけではなく、ただただ眼の前で繰り広げられる破壊、戦闘に圧倒され、「こんな壮絶な出来事が昔あったのか」なんて思っていましたね。役者が演技してるとか、物語はフィクションだとかそんなことは全くわからなかったのでね。

多分この映画を観ていなかったら、映画自体好きになってたかどうかも怪しい。定期的に映画館に行くこともなかっただろうし、DVD借りたり、Blu-ray買うとかってこともしなかったでしょうね。それぐらい自分の人生に大きな影響を与えた作品です。…リサージェンス?なんのことですかそれは(ナンダカンダBlu-rayは買ってます)。

そんなVHSのテープが擦り切れるんじゃないかってレベルで観た「インデペンデンス・デイ」ですが、とりあえず簡単なあらすじ。

宇宙人がデカイ宇宙船で地球を侵略しにきたので、人類みんなで団結して倒そうって話です。

本作は、ウィル・スミスとジェフ・ゴールドブラムのW主演的な形を取っていて、大統領役のビル・プルマン、宇宙人の解剖に執心するオーキン博士役のブレント・スピナーが脇を固めています。ちなみにビル・プルマンは映画の「イコライザー」シリーズにもチラッと出てましたね。見てはいないですが、ネトフリの「The Sinner」とかいうドラマにも出ていた気がします。

監督のローランド・エメリッヒは「破壊王」という異名を持っていて、やたら世界各地の名所やら街を映画で破壊し尽くすんですよね。今作でもニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスは木っ端微塵になります。ちなみにエメリッヒは今作から10数年後に、世界を丸ごと破壊し尽くす「2012」という映画も製作しています。破壊衝動を擬人化したのが、この監督なのかもしれません。

この映画の特徴といったら、まあやっぱり圧倒的な破壊表現、戦闘機と敵宇宙船のドッグファイトなど映像の迫力ですかね。これは相当なものだと思います。逆に言えばそこしかないってことでもあるんですけど。実際あれだけ見事に街を破壊されちゃあこっちも気分が良くなりますよ。

印象的なシーンも数多くあります。

  1. 宇宙船の攻撃からギリギリのところで逃げ切る、大統領一行を乗せたエアフォースワン
  2. ウィル・スミスが不時着させた敵の攻撃機の扉を開け、出てきたきっしょいタコみたいな宇宙人をワンパンで気絶させ、「地球へようこそ!」と言い放つシーン。
  3. 解剖室で暴れ出した宇宙人に対して、ガラス越しに一斉射撃するシーン。
  4. 言わずもがな大統領の演説シーン…からの迫真の敬礼をする名もなき青年兵

この映画を代表する大統領の演説シーン。これ自体ももちろん熱いんだけど、そこからの青年兵の敬礼。2秒程度しか映らないんだけど、このエキストラのお陰で締まるんですよね。観ているこっち側も、最終決戦が始まるんだっていう緊張感を持てますからね。

人間ドラマだとかそういうのは別にないですけど、それでいいんですよね。だってそんなものを期待してこの映画観てないから。エメリッヒに求めてるのは破壊であり、迫力であって、ドラマではないから。エメリッヒも求められてるものを分かっているので、そういう意味でもシンプルに良い映画です。

突っ込みどころも探せば腐る程ありそうですが、わざわざそんな野暮なことはしないです。エメリッヒのディザスター映画に脚本の完成度やらストーリー性やらを求めること自体ナンセンスだと思うのでね。

そんなわけで、「インデペンデンス・デイ」は頭を空っぽにして観れる面白い映画です。ちなみに詳しくは言及しませんが、エメリッヒがこの映画の次に製作した、「GODZILLA」という作品。これは全くお勧め出来ません。

推奨映画企画は、気が向いたらまたやりたいと思います。ブログの延命がてらね。

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