長崎ツバメリーランド

凡人が思ったことをチマチマ書いていくスタイルのやつ

ニギヤカシック・ワールド

究極に今更なんですけど、ジュラシックワールド 新たなる支配者」を観ました。観ましたといってもレンタルできるようになったから〜とかじゃなくて、4ヶ月前に映画館でって話です。本当は8月の終わり頃からこの記事の構想と下書きはあるにはあったんですが、だるくてそのまま寝かせていたら、いつのまにか年末になっていました。

ジュラシックパークから続くシリーズ6作目にしてジュラシックワールド3部作の完結作。1作目では恐竜のテーマパーク、ジュラシックワールドの開園、新種のハイブリッド恐竜インドミナス・レックスの逃亡から、パークの崩壊を描き、続く2作目ではパークのあるイスラ・ヌブラル島の火山の噴火から一部の恐竜を保護…とは名ばかりの恐竜闇市の開催と、またしても新種インド・ラプトルの暴走、そして恐竜たちが自然界に完全に解き放たれ、人類と恐竜の共存が避けられなくなり…という展開。

ワールドの1は個人的にかなり面白かったんですよね。パークシリーズでは日の目を見ることがなかった恐竜のテーマパークが、実際に開園、営業している様を見ることができたことに加え、インドミナス・レックスという明確なヴィランの恐竜がいて、ラストではT-レックスvsインドミナスという新旧の恐竜対決があったりと見どころが多かったので。

2は割と賛否両論あったみたいですが、別に悪くはなかったかなという感じ。映画の前半と後半で明確に舞台もテイストも変わるし、島の火山の噴火っていうかなりデカい規模の話から、急に一軒の屋敷での恐竜闇市というスケールのちっさい話に移るのは、まあ評価分かれるだろうなとは思いますけど。一応インド・ラプトルという恐竜側のヴィランもいたし(ただ暴れてるだけの恐竜を悪役と言っていいのかは分からんけど)。ワールド3部作の2作目という明確に繋ぎの立ち位置だったので、話も恐竜が人間の住む世界に解き放たれてしまい、こっからどうやって人間と恐竜で共存を図っていくのか…というところで終わったので、割と最終章はどういう着地をするんだろうなっていう期待はかなりしてました(ただ2は映画館で観て以降は一度も観てないので、実はいうほどそんなに好きじゃない説)。

そして今作。こんな記事を書いといてなんですが、正直4ヶ月も前に観た作品なので、あんまり話はよく覚えていません!なので映画の概要は映画.comの作品ページを引用しておきます!

https://eiga.com/amp/movie/95217/

巷では「イナゴ映画」という言われ方もよくしていますが、あのー普通にその通りなので特に異論もないです。一番印象に残ってるシーンはどこかっていったら、農場をおびただしい数のクソデカイナゴが襲うところだし。そのシーンでは農場の子供の兄妹が巨大イナゴの大群に襲われて、近くの倉庫に逃げこむんですが、一匹イナゴが入ってきてしまうんですよね。妹はパニックなんですが、兄貴は近くのバケツでそのイナゴを捕えるんですけど、このガキ胆力凄ない?俺だったら泡吹いて倒れちゃうと思いますよ、あんなのに襲われたら。

個人的には今作、恐竜と人間の共存っていう部分よりも、バイオシン社という、自ら生み出したイナゴを利用して、世界中の食糧を食い荒らして(自社の作物は食わないように遺伝子操作済み)覇権を握ろうとする悪徳企業の成敗がメインだったので、正直拍子抜けしました。ここにきてまた新しい対立軸が斜め上から出てくるんだっていう。別にそれ自体はいいんですが、にしても恐竜の存在感薄くない?一応今作のメインとされているであろうギガノトサウルスも特別出演くらいのイメージしかないんですけど。全体的に恐竜が賑やかし程度の要素にしか映らなかったのがちょっと残念でした。

それに肝心の恐竜と人間の共存に関しては、「頑張れば、なんとかなるでしょ」って感じで終わったような気がするんですが、これは俺がちゃんと観てないだけ?本来出会うはずのなかった恐竜と人間という種族間でどう折り合いつけて、同じ地球上で共存していくかっていう道筋を示すことで、ジュラシックワールド3部作の完結という形になるのかなって思っていたんですが、なんかあんまりそういう終わり方でもなかったので、うーんという感じです。

元々バイオシン社が保護区を作っていて恐竜の保護は進めていたんですよね(目的は私利私欲のためですが)。結局そこでこれからも保護しますよって話になったと記憶してるんですが、じゃあもう冒頭5分で共存の道筋見えてるやんっていう気がしないでもないですが。そこがあまり描かれていなかった分、恐竜を世に放つという話の展開をした2作目って必要だったんかな?というかそもそもこのシリーズ3部作でやる必要あった?って気もします。

それと、過去2作にはいた恐竜側のヴィランが不在だったのも、恐竜の影の薄さに影響してると思います。まあ今回の話の流れ的にそういうキャラが出てきようがないので、仕方ないですけどね。いっそのこと恐竜使って破壊活動する環境テロリストみたいなやつとの対立構図でも良かったのでは…とか素人なので思ってしまいますが、それはそれで安っぽくてダメか。

あーだこーだ文句を言ってしまいましたが、メンツは「パーク」シリーズのキャストも勢揃いして豪華でよかったです。

ジュラシックワールド最終章として観ると、うーんという感じではありますが、恐竜と昆虫のパニック映画として観ればそれなりに面白い映画だと思うので、よろしければ皆さんも是非。

これで、当ブログではジュラシックワールド3部作全ての記事が上がったということで、ノルマ達成。